About NuLAND

環境にも、子どもの身体にも、
負荷をかけない NuLAND。

NuLANDは「新しい社会のデザイン」を
提案すべく誕生したランドセルです。
時代は変化しています。
固定概念にとらわれない自由な発想、かつ、
これからの子ども達の未来のため、
ブランドを選ぶ際の視点をどこにおくべきくか。

開発背景において大事にした
3つのポイントをご紹介します。

POINT 01

子どもの未来のため、
「環境」を考える。

求めたのは動物の革ではなく、未来の循環サイクルを担う生地。NuLANDは、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反(生地)が原料の循環型リサイクルポリエステル「RENU® 」を採用し、サーキュラーエコノミー*を目指します。

参照:RENU Project
RENU®独自の回収システムは、現在、近未来にむけ伊藤忠商事株式会社が取組みをおこなっている事業となります。

RENU®は、繊維から生まれる繊維。

一般的なリサイクルポリエステルがペットボトルを原料にしているのに対し、 RENU®は、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反(生地)が原料となります。回収衣料品のリサイクルなどから、未来のファッション産業の新しいモデルや サーキュラーエコノミー(循環型経済)*の実現を目指すのがRENU®プロジェクトです。

NuLANDはこのプロジェクトに賛同し、RENU®を採用しました。 NuLANDの約36.5%がRENU®からできています(総重量860gのうち外側生地はすべてRENU®を使用(約300g)。残り重量はファスナー、留め具、かぶせ芯、肩パッド芯、内側の生地、メッシュ、テープなど部材の重量)。
例えば新小学生1年生全員がこのRENU®を使用したスクールバッグとなった場合、通常のポリエステル生地のリュックを使用した場合と比較する**と、自動車が地球を20周した分のCo2が削減され、 500mlのペットボトル72万本の水の使用を削減することができます。

またNuLAND に使用するRENU®生地生産時には、廃棄されるTシャツ150万枚分を再利用したこととなります。環境に負荷をかけないランドセルとして、 NuLANDは、サーキュラーエコノミーの実現を目指します。

※NuLAND1個あたりの使用生地量300g/個、100万個制作に必要なRENU®生地量30万kg、Tシャツ1枚のポリエステル使用量200g/枚として換算した枚数。

※ポリエステル生地をRENU®に変更した場合、100万個のリュック生地生産時のCo2削減量 223,230kg。
これを自動車走行距離に換算すると約803,628km、地球40,000kmを20.0907周分が削減した計算。

※ポリエステル生地をRENU®に変更した場合、100万個のリュック生地生産時の水削減量 360,000L。
500mlペットボトル換算で720,000本分を削減。

*サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは
従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というリニア(直線)型経済システムのなかで活用されることなく「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことを指します。
**小学校に入学する新1年生全員(100万人と想定:文科省HP)がNuLAND(RENUを利用したリュック型ランドセル)を使用した場合と仮定。同時に既存のランドセルを、同グラムとなる ポリエステル生地300gを使用したランドセル型リュックと仮定
***上記の算出数値は、ライフサイクルアセスメント(LCA)をもとに算出。
LCAとは、ライフサイクルの各段階(原料調達、製造、輸送等)における環境への影響を定量的に評価する手法です。

POINT 02

子どもの身体のため、
軽さの追及。

追及したのは大容量なのに軽く、そして背負いやすいこと。
重さはわずか約930グラム*(フラップ無しで約700グラム*)。
月曜と金曜に顕著な荷物の大増量に対応すべく、マチ幅が変動でき、日によって容量を変えられる機能的な設計に。

※平均値。個体差などにより±10~20g程度の個体差が出る可能性があります。

『NuLAND®』は「ラン軽プロジェクト」を推進しています

「ラン軽プロジェクト」とは、NuLAND®が子ども達の通学の荷物が軽くなり安全で健全な登校ができることを願い、実態調査や啓蒙活動、署名活動をおこなっている活動のことを総称しています。

集まった署名は、子どもたちの荷物が少しでも軽くなるよう「置き勉」や「教材のデジタル化」を強く押し進めてもらうべく、文部科学省や各地の教育委員会などに提出します。目標は1万人の署名です。ご賛同いただける方は、ぜひ署名活動にご協力ください。

▶署名はこちら

■ラン軽プロジェクトHistory

当初2021年3月「ママタス」が運営する「ママタスlabo」では、子どもたちのランドセル(通学時の荷物)軽くするために「ラン軽プロジェクト」を立ち上げ、オンラインで署名をスタート。NuLAND®もそれに賛同し、協業する形で情報発信、署名をあつめてきました。今後、2023年8月以降は『NuLAND®』が主となり「ラン軽プロジェクト」を推進。その活動を啓蒙し、署名を集めていきます。

プロジェクトスタートのきっかけは、NuLAND®を開発する過程で実情を調べるためにママタスlaboが実施した延べ8,094名による「お子様のランドセル事情と教科書事情」に関する計3回の緊急アンケートの結果でした。以下のような結果が出たことを受け、子どもたちの毎日の重荷が少しでも減ることを願ってこのプロジェクトが始まりました。
・「小学生のランドセルが重すぎる!」と答えた方は8割以上
・「毎日の荷物が子供の体重比の2~3割以上」と回答した方が半数以上
・4人に約3人の子どもが「重くて辛い」と訴えたことがある
・約8割の方が「重い荷物をもって通学することは良くないと思う」と回答
・「置き勉OK」は約4割。しかし実態は限定的、条件付きが多く「完全な置き勉(持ち帰り無し)」となると、わずか1.8%

詳細なアンケート結果の記事はこちら ▶︎

この問題について教育評論家・尾木直樹さんが解説する動画は、動画メディア「ママタス」でご覧いただけます。

「ランドセルが重すぎる問題 尾木ママに聞いてみた!」 ▶︎
(2021年2月14日配信)

尾木ママから、NuLAND®<ニューランド>への応援コメントをいただきました!

教育評論家でおなじみの尾木ママ こと 尾木直樹さんからNuLAND®、そしてNuLAND®の開発にかかわったママたちにエールをいただきました。
*ママタス インスタLIVE「ママタスFES」に出演いただいた時のものです。

実際に触らせてもらったんですけど、本当に触わり心地もいいし、軽いし、素材選びなど環境に配慮した作り方をされてるのもとてもいいなと思いました。
ママたちへのアンケートで現況への不満や要望を聞きながら、実際にランドセルの開発までしてしまう行動力、そしてそれを作って販売する、という結果にまで導いた「ママ(タス)ならではの発想とパワー」には本当に驚きました!
これからも期待してますね。応援してますよ~!


『ママタス』『ママタスlabo』とは?

ママタスは、「ママをもっと自由に。」をスローガンに掲げ、自分らしく生きるママを応援する動画メディア。 現在SNS合計約105万人のフォロワーをもち、日々SNS無料動画マガジンでの情報発信を通じて、ママが「もっと、のびのびと」「自分らしく」輝けるよう、社会やママ自身に働きかけています。また「ママタスlabo」では、ママの本音・希望・おかれている現状など、リアルな情報を社会に届けるために定期的に全国のママにアンケート調査を実施し、その結果を社会にむけて発信しています。(運営:C Channel株式会社)

POINT 03

デザイン性と機能性、
両方を実現。

トップクリエイターえぐちりか氏がディレクションした色やフォルム、ライン。
金具の一つひとつまで、細部にこだわり洗練されたランドセルデザインを実現しました。
多くのママパパが願った「ランドセルに欲しい機能」は『NuLAND』が贅沢なまでに実現しています。

機能・特長についてはこちら

Designer’s interview「えぐちりか氏が NuLANDに込めた思いとは」

「NuLAND<ニューランド>」のデザインディレクションから世界観の構築までを担ったトップクリエイターのえぐちりかさん。
さまざまなプロジェクトが進行する超多忙な毎日のなかで、なぜNuLANDに関わることになったのか。そこには、母としての思いがありました。
続きは下記、インタビューボタンよりご覧ください。

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