NuLAND®︎が2022年度グッドデザイン賞を受賞!

NuLAND®が公益財団法人日本デザイン振興会が運営する「グッドデザイン賞」を受賞しました。
地球環境にも子供の身体にも優しい NuLAND®の良さがまたひとつ、公式に認められました。

NuLAND®の、ユーザーを第一に考慮して考えた開発姿勢、機能性、デザイン、環境配慮などトータルで取り組んだ結果を高く評価されての受賞となりました。

 

【2022年度グッドデザイン賞受賞概要】

■製品名称:ランドセル『NuLAND ≪ニューランド≫』
■製品概要:小学校の通学鞄は革製の硬いランドセル。という固定概念に対して「布による軽量化」「機能性」「低価格」という新しいスクールバッグを目指したNuLAND。新しい選択肢を求めるお子様のために誕生しました。エコ素材を使用した環境配慮と、子どもの使いやすさを追求した機能性、ランドセルとしてのデザイン性の全てを追求したブランドです。
■プロデューサー:岡本直子(合同会社RANAOS 代表)
■ディレクター:合同会社RANAOS 代表 岡本直子 + えぐちりか
■デザイナー:えぐちりか

■ グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
成長スピードの違う子供達にとってのランドセルの規格を塗り替えるような課題解決へ導こうとしている。ランドセルの様相を担保しつつ、機能的な収納をリサイクルポリエステル生地によって実現している。生地特有の加工性を生かした細かな収納機能など、日々活用する物の視点をしっかり見据えて開発されており、荷物を左右に揺らさずに運べるなど、細部への配慮に開発の綿密さが伺える。今後の登下校のシーンに変革が起きそうだ。 

グッドデザイン賞受賞ページはこちらから御覧ください。
https://www.g-mark.org/award/describe/53069?token=PrqN9uXOZ7

【開発背景】※プロデューサー岡本氏インタビュー

開発のきっかけは、自身の子供の小学校入学がきっかけでした。
コロナ禍での入学は異例づくしで長い休校があけた頃は、すでに猛暑でありゲリラ豪雨のある季節でした。
通学する子供達を目にすると新一年生の小さな身体には重い荷物を背負って運ぶことは過酷に思えました。
そこで、まず子どもが重い荷物を背負うことを軽減できないか、ということで「ラン軽プロジェクト」という子どもの荷物そのものを減らす署名運動をスタートさせました。
また自身の子供には革製のランドセルに替わる商品を探しますが、どれだけ探しても「自分がほしい」というランドセルが見つかりませんでした。
そのような中、新しい選択肢を必要とする価値観を持つ方々は世の中にいらっしゃると考えNuLANDの開発に至りました。
素材は子どもが使うものだからこそ未来の環境に配慮した「循環型リサイクル生地」RENUⓇを採用し、これからのブランド選択肢の際の視点の一つとして社会への提案としました。
プロダクトデザイン設計では現役小学生やママの声を徹底的に取材。
その結果、「多機能性」と進学のワクワク感のある「ランドセルらしいカタチ」の共存が実現しました。
さらに開発過程で「フラップ」をそのまま取り外せばリュックサックの形状になるアイデアも発見し、2022年3月の販売からはフラップを外せばリュックになるタイプに改良し販売。
通学も放課後も遠足でも使える今までのランドセルにない2WAY式が生まれました。
新しい選択肢、新しい価値観製品として誕生したのがNuLANDです。


フラップが外せる2WAYランドセル

NuLAND®開発プロデュース/デザイン:岡本直子(合同会社RANAOS 代表)コメント

今回の受賞は、NuLANDをご支援くださった皆様のお陰であり、その皆様とともにある受賞でございます。
発売直後には、本当に多くの現役小学生の保護者様たちから反響とご支援の声を頂戴し、SNSや各種メディアに取り上げていただきました。
その応援の輪がどんどん広がったことで、NuLANDは誕生してから直ぐに皆様に知っていただけるブランドとなり、それが本日の受賞へとつながったのだと思います。
まずはご支援いただいた皆様に心から御礼申し上げます。

NuLANDを通して伝えたいのは新しい社会のデザインです。
固定概念にとらわれず、子ども達の未来は新しい選択肢や新しい価値観、多様性を受容できる社会であればと願います。
これからもNuLANDの挑戦と発展を皆さまには見守っていただきたく、ご支援の程よろしくお願いいたします。

NuLAND®デザイン/ネーミング/キービジュアルデザインプロデュース えぐちりか氏 プロフィール

ランドセルのデザイン、そして、NuLANDの世界観を創りあげたのはトップクリエイターである、えぐちりか氏。
小学生の子どもを筆頭に3人の母親でもある彼女が子どもたちの身体のこと、保護者からの要望に正面から真摯に考え、同時にデザイン性もあきらめることなく追求したのがNuLAND。
ネーミング、ロゴ、そしてキービジュアルもすべて、えぐちりか氏が担いました。
 

えぐちりか氏

≪プロフィール≫
アートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして作品を発表。著書絵本「パンのおうさま」シリーズ(小学館)は中国や台湾でも翻訳され好評販売中。広告、アート、プロダクトなどの分野で活動中。主な仕事に、ARASHI EXHIBITION “JOURNEY”、SoftBank「5Gプロジェクト」「iPhone12 PRO」など多数。イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、街の本屋が選んだ絵本大賞3位など受賞多数。青山学院大学総合文化政策学部えぐちりかラボ教員/多摩美術大学グラフィックデザイン学科非常勤教員。3児の母。
https://eguchirika.com  
instagram:https://www.instagram.com/eguchirika/?hl=ja


NuLAND<ニューランド>とは

POINT 1 子どもの未来のため。「環境」を考える

求めたのは動物の皮革ではなく、未来の循環サイクルを担う素材。
NuLAND®は「繊維から生まれた繊維」である循環型リサイクルポリエステル「RENU®」(資料1)を採用しています*。環境にも優しいランドセルとして、NuLAND®はサーキュラーエコノミーの実現を目指します**。
NuLAND®はRENU®の公式パートナーです。

*各種部材と裏生地、持ち手/ヘリのテープを除いた生地部分にRENU®を使用
**RENU®独自の回収システムは、現在、近未来にむけ伊藤忠商事株式会社が取組みをおこなっている事業となります。


循環する世界を目指しています

POINT 2 子どもの身体のため。軽さの追求。

追及したのは大容量なのに軽く、そして背負いやすいこと。重さはわずか985グラム*。フラップをはずすと748グラムにも。
月曜と金曜に顕著な荷物の大増量に対応すべく、マチ幅が変動でき、日によって容量を変えられれたり、新しい小学生の荷物のタブレット類や水筒の収納にも対応した機能的な設計です。
*重量は+10グラム程度の個体差あり

日によって変えられる拡張機能


タブレットは背中に近い場所に収納

水筒ポケットは内も外にも

POINT 3 デザイン性と機能性。両方を実現。

トップクリエイター、えぐちりか氏が創り出した色やフォルムとライン。金具の一つひとつまで細部までこだわり、洗練されたランドセルデザインを実現しました。
多くのママパパが願った「ランドセルに欲しい機能」はNuLAND®が贅沢なまでに実現しながら、ランドセルデザインも追求しました。


機能性とデザイン両方を追求


「グッドデザイン賞」とは

1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています

「グッドデザイン賞」公式サイト http://www.g-mark.org/ 

 

 

※NuLAND®のランドセルは特許出願中です。
※「NuLAND」及び「ニューランド」は合同会社RANAOSの商標登録です。